「寄付先5団体に聞く」オンライン・トークイベントのご案内

能登大地震と共に始まった2024年。その後も大事故、火災などのニュースが続き、心掻き乱される年明けでした。
亡くなられた人々の魂に平安を。遺された人々には慰めを。そして被災したすべての人に、一日も早く、なんでもない日常が戻りますように。また救援と復興のため働く人たちの安全が守られるよう切に祈ります。

そして今日は阪神淡路大震災から29年となる日でもあります。

私たちの友人、災害支援の専門家である吉村誠司さん(ヒューマンシールド神戸代表)は、今回も発災の報を聞くや現地へ向かい、翌日には道路を啓開しつつ輪島に入り、自衛隊や警察等と連携しながら救援活動を続けています。
1995年、東京 国分寺市の最年少議員だった吉村さんは、阪神淡路大震災の4日目に現地入り。「遅すぎた」という思いから災害救援の道に専心し、様々なスキルを身につけて、地震や洪水などあらゆる災害現場で活動してこられました。29年間の彼の働きを振り返るだけでも、この国に原発を安全に稼働させられる場所などどこにもないことを思わされます。
吉村さんのフェイスブック https://www.facebook.com/seiji.yoshimura.73 を元旦まで遡って能登の状況をお読みいただけたら嬉しいです。

さて、そんななか、ミホプロジェクトでは福島の子どもたちのためのチャリティコンサート――3月9日(土)大阪 天満教会、3月11日(月)滋賀 膳所教会――に向けて準備を進めています。関連イベントの1つ目として、まずは1月27日(土)19~21時にチャリティの寄付先5団体の代表者にお話を伺うトークイベントをオンライン開催します。
13年も経ってまだ支援が必要なの?と思われる方、あるいは誰かにそんな風に言われた方、ぜひこのイベントをご視聴ください。能登震災が深刻な今こそ、東日本大震災の経験とその後の活動をシェアすることで見えてくるものがたくさんあるはず。多くのみなさまの参加をお待ちしています(27日以降も録画をご覧いただけます)。

オンライン・トークイベント「寄付先5団体に聞く」
【オンタイム】2024年1月27日(土)19:00~21:00
【録画配信】1月28日(日)~3月31日(日)24:00
(いつでも何度でも視聴できます)
Recording available online for ticket holders during 28 January -31 March

◆出演◆
北村  保(みんなの放射能測定室「てとてと」)
服部 賢治(東北教区放射能問題支援対策室 いずみ)
牛山 元美(甲状腺がん支援グループ あじさいの会)
澤田 和美(福島県の児童養護施設の子どもの健康を考える会)
森松明希子(東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream)
◆司会◆
信木 美穂(ミホプロジェクト/きらきら星ネット)

【お申込み】視聴は無料ですがご支援を歓迎しています!
https://mihoproject2024.peatix.com/ カード決済・コンビニ支払い
https://mihoproject.wordpress.com/online/
郵便振替00240-8-89410 ミホプロジェクト

寄附先団体のご紹介
◆東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream
2014年、関西の避難当事者が自発的に立ち上げたグループ、通称「サンドリ」。大阪で毎月1回「避難者交流会 Cafe IMONIKAI」を開催。自由な雰囲気のなか、震災や避難のことなど本当の思いを自由に話せる(話さずにもいられる)当事者がホッとできる「場」であり、情報交換にも役立てられている。当事者が主体的・能動的に活動をし、避難者の「今」を真摯に伝えることにより、社会貢献していくことを志す。
http://sandori2014.blog.fc2.com/

◆みんなの放射能測定室「てとてと」
宮城県南部で自然農の野菜などの産直に携わっていた市民と農民によって立ち上げられた放射能測定室。現在では取り扱うすべての野菜や果樹が検出下限値以下(約2 Bq/kg)になったが、山菜やシイタケの原木にはまだまだ国の基準を超すものが少なくない。春は山菜を出荷するために、秋は新米の安全性をお客さんに伝えるために、山のキノコを食べる、食べないを判断するために、コツコツと測定を続けている。
http://sokuteimiyagi.blog.fc2.com/

◆東北教区放射能問題支援対策室いずみ
日本キリスト教団東北教区により2013年に設立された放射能問題支援対策室。原発事故によって疲れ、不安を抱えた人々を対象に、保養プログラムや甲状腺検査、医師による健康相談、訪問と傾聴、また放射能問題に関する講演会や情報提供などを行っている。仙台にある拠点には独自のエコー検査機を備え、各地への出張も含め、これまでに80回以上の無料エコー検診会を開催、のべ4000人以上が受診している。http://tohoku.uccj.jp/izumi/

◆甲状腺がん支援グループ あじさいの会
郡山を拠点に活動する小児甲状腺がん患者と家族、医師と支援者のグループ。当事者同士で情報を共有し支え合うカフェ事業のほか、医療相談、受診同行、セカンドオピニオンの支援や行政への働きかけ等を行っている。いま福島県で見つかる小児甲状腺がんは治療の必要がないほど「軽いがん」のように言われるが、再発や転移で治療に難渋するケースも。また治療を終えた子らのためにチャレンジ支援事業を開始。https://www.ajisainokai.net/

◆福島県の児童養護施設の子どもの健康を考える会
2011年3月に福島県内の児童養護施設に措置されていた子どもを対象に、低線量被曝の最小限化を中心とした包括的な健康管理事業を行うNPO。施設の線量測定や甲状腺エコー検査/尿検査を行い、その記録を健康手帳に残して卒園する時に贈っている。この手帳が役立っているかを検証しながら食料支援を卒園生に届け、施設を出た後も健康相談ができるよう継続的なアウトリーチ型支援を模索している。http://www.fukujidou.org/

◆Profits from this concert will be donated to the following three groups supporting children of Fukushima:
Thanks & Dream The Great East Japan Earthquake & Nuclear Disaster Evacuee Association
TETO TETO Farmers and Citizens’ Radiation Testing Post
UCCJ Tohoku District Nuclear Disaster Relief Task Force “IZUMI”
Offering free thyroid ultrasound screening in Miyagi prefecture
Ajisai no Kai Supporting pediatric thyroid cancer patients and their families
NPO Foster Care for Infant, Children and Adolescents in